それは誰も予想していませんでした。 Panic Incの共同創業者Cabel Sasser氏がサンフランシスコの街中で私たちを率い、彼らの極秘プロジェクトを紹介するための場所を探していたので、私たちはゲームを見ることになるだろうと確信していました。カフェの隅に案内されました。画面を隠すことはできますが、それほどプライベートとは言えない場所です。さて、Sasser氏はラップトップを持っていません。というか、何も持っていないようです。

当たり障りの無い会話の中で、PanicMaciOSアプリの開発会社でここ数年はFirewatchや、これから登場するUntitled Goose Gameのパブリッシャーとして取り組んできたことを明かし – Sasser氏は笑顔のままシャツのポケットに手を伸ばしました。

太陽の陽の光のようなイエローの、小さな携帯ゲーム機が目の前に現れました。

Photograph of a person using the crank control on a Playdate device.

それはゲームボーイの様に、十字キーと2つの大粒のボタンがスクリーンの下に配置されています。完全に正方形ですがとてもスリムです。手に取るとフッと軽く、マットなプラスチックの本体は暖かみがあり、光沢あるボタンを心地よく押すことができます。これはコストが掛かっていると感じます。インダストリアルデザインは誰が?Sasser氏が明かします。敬愛するスウェーデンの電子音楽機器メーカーTeenage Engineeringによる仕事です。

シンプルに新しい製品のように見えますし – ゲーム&ウオッチへのハイクラスなレトロオマージュにも感じられ、十分な驚きを与えます。これまで箱ベースであったものをクラウドベースとする、壮大なビジョンを掲げGoogleがゲーム業界へ参入したばかりの今週。一方で目の前には、箱ベースの携帯型機を手にする男がいます。

さらに驚きは続きます。レトロな見た目と裏腹に、完全な現代のハードウエアです。2.7インチのモノクロ液晶の解像度は400 × 240 – ゲームボーイの約4倍です。高反射型のためバックライトを必要とせず、カリフォルニアの日差しの下では電子ペーパーのように素晴らしくクリアでシャープです。内蔵スピーカーは非常に小さいように見えますがとてもパワフルで、この小さなギズモに気づかれないよう急いでボリュームコントロールを探さなければならないほどでした。

また、製品名に由来するコンテンポラリーな体験があります。毎週月曜日、本体上部のライトが点滅し、Wi-Fi経由で新しいゲームが到着したことを知らせます。5分程度の空き時間があればいつでもサッとシャツの胸ポケットから取り出し、Playdateとの時間を取ることができるでしょう。搭載されるゲームはゲーム&ウオッチ作品ではありません。インディ界のスーパースターBennett Foddy氏や塊魂で知られる高橋慶太氏などがこのために制作したタイトルたちです。

特に、サプライズとして明らかされたタイトル Crankin’s Time Travel Adventure には非常に驚かされました。起動しても、どのボタンも機能しません。しばらくして本体脇の奇妙な金属の棒に気付きました。Cabel Sasser氏はそれを引っ張り出しました。本体から小さなクランクが飛び出しました。回すと、高橋氏の生み出した画面上のヒーローふざけた、ばかばかしい、ぎくしゃくした、奇妙な効果音ウケます。このちょっとした黄色い変化球は、くだらなさから生まれる笑いや、ハピネスのために作られています。

本サイトの内容は米国Panicによる発表の翻訳です。